垣谷美雨さんの代表作・おススメ作品集

『七十歳死亡法案、可決』

６５歳以上の高齢者が国民の3割を超えた日本、社会保障費は増え続けていました。ついに政府は、七十歳死亡法案を可決します。

『あなたの人生、片づけます』

片づけ屋・大庭十萬里は、物を捨てられない、片づけられない住人たちの手助けをしていきます。

『女たちの避難所』

福子は津波から助けた少年と、遠乃は乳飲み子を抱えて、息子とはぐれた渚は一人、避難所へ向かいました。だが、そこは、男尊女卑がはびこる監視社会でした。虐げられた女たちは、静かに怒り、立ち上がります。

『あなたのゼイ肉、落とします』

ダイエットは、運動と食事制限だけではなく、「心のゼイ肉」を落とすことも大事です。

『夫の墓には入りません』

夫が急死しました。これで嫁を辞められると思いきや、舅姑や謎の女が次々と押し寄せてきます。

『後悔病棟』

３３歳の女医・早坂ルミ子は、末期がん患者を診ています。ある日、病院の中庭で拾った聴診器を使ってみると、患者たちの心の後悔が聞こえてきました。

『希望病棟』

神田川病院に赴任したばかりの女医・黒田摩周湖は、二人の末期がん患者を診ています。先輩ルミ子に言われ、病院の中庭で拾った聴診器を使ってみると、患者たちの心の声が聞こえてきました。

『if:サヨナラが言えない理由』

３３歳医師・早坂ルミ子は、末期がんの患者を診ています。ある日、不思議な聴診器を拾い、患者の心の声が聞こえるようになります。ルミ子は、死を前にした患者たちと生き方を見つめなおします。

『姑の遺品整理は、迷惑です』

ひとり暮らしの姑が亡くなり、住んでいたマンションを処分することになりました。業者に頼むと高くつくからと、嫁である望登子が遺品整理を始めましたが、捨てても捨てても終わりません。

『ニュータウンは黄昏れて』

織部家は、バブル崩壊前夜、分譲団地を購入しましたが、築30年が過ぎて建替え問題に直面します。住まいとお金に翻弄される家族の物語です。