l隠蔽捜査シリーズ
警察庁のキャリア官僚竜崎伸也の活躍を描いています。
『隠蔽捜査』
警察庁長官官房総務課長の竜崎伸也警視長は、独特の信念を持つキャリア官僚です。暴力団員の殺人事件が発生しますが、暴力団の抗争が原因だからと対応が遅く、他の官僚たちに詰め寄ります。
『果断 隠蔽捜査2』 山本周五郎賞受賞、日本推理作家協会賞受賞
竜崎は、大森署の署長として飛ばされます。そこでも、独特のやり方を貫いていました。ある日、出かけようとしていた時、強盗犯逃走の緊急配備の連絡が入ります。
『疑心 隠蔽捜査3』
大森署では、広報活動として「アイドルの一日署長」のイベントが行われていました。また、アメリカ合衆国の大統領の来日が決まり、整備計画の策定が始まりました。そんな中、大統領に対するテロ計画があるという情報が流れます。
『転迷 隠蔽捜査4』
竜崎が署長を務める、大森署を含めた第2方面本部で、3件の事件が発生しました。2件はひき逃げ事件で、もう1件は放火事件でした。
『宰領 隠蔽捜査5』
竜崎に同期の刑事部長の伊丹から相談がありました。羽田空港から足取りが消えた衆議院議員・牛丸真造の内密での捜索依頼でした。
『去就 隠蔽捜査6』
大森署署長の竜崎が登庁すると、斎藤警務課長から、ストーカー対策チーム編成について確認されます。日夜発生するストーカー相談について、機能的に対応していくというものでした。
『棲月 隠蔽捜査7』
竜崎が大森署へ登庁すると、私鉄の遅延により、出勤について障害が出ていました。また、銀行のシステムにも障害が発生していると報告がありました。
『清明 隠蔽捜査8』
竜崎は、大森署を去った足で、栄転した神奈川県警本部に到着しました。刑事部長の職務を開始していると、同期の警視庁の伊丹刑事部長から、警視庁と神奈川県警の境で発生した殺人事件の連絡がきました。
『初陣 隠蔽捜査3.5』
竜崎の幼なじみで同期の、警視庁刑事部長・伊丹俊太郎を主人公とした短編番外集です。
『自覚 隠蔽捜査5.5』
『空席 隠蔽捜査外伝』
大森署の署長として、数々の難事件を解決した竜崎は、神奈川県警刑事部長に栄転します。後任は女性キャリアで、到着が遅れていました。署長と不在の一日が発生しました。
警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ
『リオ』
デートクラブのオーナーが殺害され、現場から逃げる美少女が目撃されます。第2、第3の殺人が起こり、そこでも少女が目撃されます。少女・リオが犯人だろうとする捜査本部に対し、刑事・樋口の直感は、違うと告げていました。
『朱夏』
樋口警部補の妻が、何の手がかりもなく消えました。樋口刑事は、信頼する荻窪署の氏家刑事に助けを求めました。
『ビート』
樋口刑事の同僚、捜査二課の島崎刑事は、苦悩していました。自分と長男を脅していた銀行員・富岡を殺したのは、次男ではないかと。
『廉恥』
警視庁強行犯係・樋口刑事のもとに、殺人事件の一報が入ります。被害者は、キャバクラ譲で、彼女は、警察にストーカー被害の相談をしていました。
『回帰』
自動車爆発事件が発生し、捜査の末、拘束した男にはアリバイがありました。捜査一課の樋口刑事は、身柄解放を主張しましたが、公安とは対立します。そして、テロが起こるとの情報を樋口刑事はつかみますが、公安に伝えるべきか苦悩します。
『焦眉』
投資ファンドを経営する男が刺殺され、捜査一課の樋口刑事も現場に急行しました。警視庁が特捜本部をおくと、東京地検特捜部の検事が現れます衆議院議員・秋葉と殺された男は、大学からの友人で、殺害現場近くのカメラに、秋葉の秘書が映っていました。その理由で、検事は秘書の身柄を拘束しました。樋口刑事は、証拠不充分を主張します。
同期シリーズ
『同期』
警視庁捜査一課の宇田川は、現場で発砲されますが、突然現れた同期の蘇我に助けられます。数日後、蘇我は、懲戒免職となり消息不明になります。宇田川は、真相を探っていきます。
ST警視庁科学特捜班シリーズ
『青の調査ファイル』
ST警視庁科学特捜班・文書担当の青山翔が活躍します。心霊テレビ番組の収録中に、スタッフが首を骨折し死亡します。事故死かと思われましたが、ST警視庁科学特捜班は殺人事件として捜査を始めます。
『赤の調査ファイル』
大学病院に搬送された男が急死しました。医療ミスを訴えた民事裁判で敗れた遺族が刑事告訴をしたために、STが捜査を始めます。STリーダーの法医学担当・赤城は、その病院で研修医をしていた過去がありました。
『黄の調査ファイル』
宗教団体の若者信者4人が、集団自殺をしました。事故現場の不自然さからSTは調査を始めます。STメンバー僧侶・山吹が、禅を通して心の闇に迫ります。