ねずみ
今日は、どんな本を紹介してくれるの?
ふみもこ
今日は、小説家、ホラー作家、推理作家、「るんびにの子供」メディアファクトリーが主催する『幽』怪談文学賞〈短編部門〉大賞、『愚者の毒』日本推理作家協会賞、『展望塔のラプンツェル』などで有名な宇佐美まことさんの本を紹介するよ!
ねずみ
楽しみ!
今日の目次
『愚者の毒』
1985年、葉子は職業安定所で希美と出会います。二人はうまが合い、葉子は希美の紹介で住み込みの家政婦として働き出します。が、その旧家の主人の不審死によって、暗い過去が絡みついてきます。
「中途半端な賢者にならないで。自分の考えに従って生きる愚者こそ、その毒を有用なものに転じることができるのです。まさに愚者の毒ですよ。」
愚かにしか生きられない人間の哀しみが印象的な物語です。