『ジャガーになった男』
戦いに魅了されたサムライ・寅吉は、海を越え、17世紀のヨーロッパを駆け抜けます。
『傭兵ピエール』
15世紀、魔女裁判にかけられたジャンヌ・ダルクを救出する、傭兵ピエールの闘いを描いた物語です。
『赤目 ジャックリーの乱』
中世フランスで起きた農民暴動「ジャックリーの乱」を描いています。
『双頭の鷲』
中世、イングランドとの百年戦争で、劣勢のフランスに登場したベルトラン・デュ・ゲクランの物語です。
『カエサルを撃て』
紀元前52年、若きガリア王ウェルキンゲトリクスは、ローマの英雄カエサルと、熾烈な戦いを繰り広げます。
『王妃の離婚』 直木賞受賞
1498年のフランス。国王が王妃に対して、離婚裁判を起こしました。その不正な裁判に、弁護士フランソワは、王妃の弁護を引き受けます。
『カルチェ・ラタン』
16世紀、パリのカルチェ・ラタン。夜警隊長ドニと神学僧ミシェルが、事件に巻き込まれます。
『二人のガスコン』
フランス宰相の密命を帯びた、三銃士ダルタニャンと、シラノ・ドゥ・ベルジュラックは、スペイン国境と旧都アビニョンへ向かいます。
『オクシタニア』
13世紀の南フランス。異端とされたカタリ派は、豊穣の地オクシタニアに繁栄を築きました。ローマ教皇は、撲滅のためにアルビジョワ十字軍を派遣します。
『黒い悪魔』
カリブ海の白人農園主と、黒人女奴隷の間に生まれた混血児でありながら、フランスで将軍になった文豪デュマの父親の物語です。
『ジャンヌ・ダルクまたはロメ』
裁かれるジャンヌ・ダルクは、神より遣わされた者なのでしょうか。西欧中世史に題材をとった短編集です。
『剣闘士スパルタクス』
『褐色の文豪』
偉大な軍人の息子アレクサンドル・デュマは、劇作家の道を志します。
『女信長』
織田信長は、女に生まれるが、父にその才を見込まれ、嫡男として育てられました。大胆な人材登用、新たな戦法の採用、楽市楽座、それらすべて女ならではの発想によるものでした。
『アメリカ第二次南北戦争』
2013年、アメリカ第二次南北戦争が勃発しました。内閣官房室の森山悟はジャーナリストを装い、現地調査のため、南部へと旅立ちました。
『象牙色の賢者』
文豪デュマの息子は、父が偉大であったため、小デュマと呼ばれていました。
『新徴組』
沖田総司の義兄の林太郎は、生き別れの総司によく似た、酒井吉之丞との出会いによって、時代の渦に巻き込まれていきます。
『ペリー』
『黒王妃』
王妃カトリーヌ・ドゥ・メディシスは、平民の出身でしたが、料理や服、化粧などに卓越したセンスを発揮しました。
『かの名はポンパドール』
18世紀フランス。ジャンヌ・アントワネット・ポワソンは、16歳で社交界にデビューすると、その美貌と知性で、ルイ15世の心を奪ってしまいます。ポンパドール侯爵夫人となり、フランスの芸術、文化の発展に貢献します。
小説フランス革命シリーズ 毎日出版文化賞受賞
フランス革命を徹底的に描く超大作シリーズです。
『革命のライオン』
1789年フランス。破産に瀕したフランス王・ルイ16世は、全国三部会を開催します。
『パリの蜂起』
フランス全土が飢饉にあえぐ中、政治改革に燃えて、全国三部会に乗り込んだミラボーとロベスピエールでしたが、僧侶と貴族の特権意識のせいで、議会は全く進みません。
『バスティーユの陥落』
王家に対する民衆の怒りは頂点に達し、民衆がバスティーユを陥落させます。
『聖者の戦い』
1789年10月、革命の舞台は、ヴェルサイユからパリに移り、聖職者たちの富の独占がやり玉にあげられます。
『議会の迷走』
『シスマの危機』
聖職者民事基本法をめぐり、シスマ・教会大分裂の危機に直面します。そんな中、ジャコバン・クラブ代表として活躍するミラボーが病に倒れます。
『王の逃亡』
『フイヤン派の野望』
国王一家は、国外逃亡に失敗します。国王逃亡を誘拐とする議員たちは、ジャコバン・クラブを離脱し、フイヤン・クラブを設立します。
『戦争の足音』
フイヤン派による弾圧で無実の人々が殺され、ロベスピエールらは、怒りに燃えます。
『ジロンド派の興亡』
権威失墜したルイ16世は、内閣を改造し、外国との戦争に突入します。民衆はさらに不満を募らせます。
『八月の蜂起』
フランスは、革命に圧力を加えようとする諸外国に対して、宣戦布告します。
『共和制の樹立』
プロイセン軍が、フランス領内に侵入すると、各地の義勇軍がパリに集まり、民衆とともに王宮を襲撃します。
『サン・キュロットの暴走』
フランスの不況はとどまるところを知らず、ヴァンデ県を発端に内乱が拡大します。ジロンド派がマラを告発したことで、マラを信奉するサン・キュロットら庶民の怒りが膨れ上がります。
『ジャコバン派の独裁』
苦境に陥るジロンド派に対して、ロベスピエール率いるジャコバン党は、革命裁判所を設置します。
『粛清の嵐』
ジャコバン党のマラが暗殺され、それをジロンド派の陰謀とみるロベスピエールらは、次々とジロンド派議員たちを断頭台に送ります。
『徳の政治』
ロベスピエールの独裁色はますます強まり、対抗する政治家たちも断頭台に送られます。
『ダントン派の処刑』
ロベスピエールは、革命当初からの盟友・デムーランやダントンらも断頭台へ送ろうとします。
『革命の終焉』
ロベスピエール一派の独裁に、反感と不満が生まれ、ロベスピエール一派は告発され、ついに断頭台に送られます。