『羽州ぼろ鳶組』シリーズ
『黄金雛 羽州ぼろ鳶組零』
火消の英雄・松永源吾の若かりし日々を描いています。新人の源吾は、加賀鳶の御曹司や最年少の火消頭たちと、命を救うために立ち上がります。
『玉麒麟 羽州ぼろ鳶組』
新庄藩火消(羽州ぼろ鳶組)の頭取並の鳥越新之助が、付け火とかどわかしの犯人として指名手配されます。動きを封じられた羽州ぼろ鳶組頭取の松永源吾は、決意を胸に立ち上がります。
『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』
「火喰鳥」と呼ばれた火消の松永源吾は、5年前の火事が原因で、妻と貧乏暮らしをしていました。その彼の元に出羽新庄藩から仕官の誘いがあり、ぼろ鳶と言われる藩の火消組織を再建していきます。
『狐花火 羽州ぼろ鳶組』
2年前、花火師の秀助は、新庄藩火消頭の松永源吾が対峙し、捕らえられ火刑となりました。が、秀助と思われる火付けが起きます。
『夢胡蝶 羽州ぼろ鳶組』
死を希った花魁の花菊は、業火の中にいました。そんな中、火に飛び込んできた羽州ぼろ鳶組の彦弥と出会います。吉原で起きる火付けに、源吾、彦弥たちが立ち向かっていきます。
『くらまし屋稼業』シリーズ
『くらまし屋稼業』
香具師・丑蔵の子分の万次と喜八は、わけあって、やくざ稼業から足抜けするため、江戸から逃げることにしました。が、丑蔵が放った刺客たちに追い詰められ、大親分・禄兵衛の所へ逃げ込みます。
『冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業』
幕府御庭番が、くらまし屋に仕事を依頼したいと持ち掛けてきました。依頼主は、一日だけ自分をくらましてほしいという老中松平武元でした。
『花唄の頃へ くらまし屋稼業』
剣の達人である旗本の次男・三郎太が殺されます。自らも狙われていると思った仲間たちが、自分の身を守るため裏の道を頼ります。裏家業の仕事人たちは、己の掟のもと、命を懸けて戦います。
『立つ鳥の舞 くらまし屋稼業』
平九郎は、濱村屋の14歳の主人・吉次に亡き女形・瀬川菊之丞を連れてきてほしいと言われます。吉次は赤也の義弟でした。平九郎たちは、仲間のために命を賭して闘います。
『湖上の空』
直木賞を受賞し、作品だけではなくテレビ出演などでも注目される著者の初エッセイです。織田信長や石田三成など、地元・滋賀にまつわる人物のエピソードや、著者自身の思い出や作家としての思いなどが熱く語られています。
『童の神』
平安時代、童と呼ばれる者たちが蔑まれていました。越後で生まれた桜暁丸は、父と故郷を奪った京人に復讐しようとしていました。童たちと出会った彼は、ともに朝廷軍との戦いに挑みます。