大沢在昌さんの代表作・おススメ作品集を紹介するよ!
新宿鮫シリーズ
『新宿鮫』
「新宿鮫」と恐れられる新宿署刑事・鮫島は、警察内部の抗争に巻き込まれて孤立していました。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺される事件が起こり、彼は銃密造の天才・木津を追いかけます。
『毒猿 新宿鮫Ⅱ』
台湾のヤクザ・葉が、台湾の殺し屋「毒猿」に狙われます。舞台となった新宿で、台湾の刑事とともに鮫島は、毒猿の跡を追いかけます。
『屍蘭 新宿鮫Ⅲ』
エステサロンを経営する藤崎綾香は、成功を手にするためあらゆる手段を取ってきました。鮫島刑事を恐れた彼女は、彼に罠を仕掛けます。
『炎蛹』
外国人娼婦が連続して殺害されます。ひとりで捜査する鮫島刑事に、植物防疫官の甲屋、消防庁の吾妻が加わり、錯綜した事件を解決していきます。
『灰夜』
元同僚・宮本の自殺から6年が経ち、鮫島は、彼の郷里で行われる7回忌法要に参列しました。が、その夜、何者かに襲撃され拉致されてしまいます。
『氷舞』
西新宿のホテルで元CIAのアメリカ人が殺されます。事件の鍵を握る組員を追う鮫島に、公安警察が立ちはだかります。また、捜査の過程で鮫島は、美しく孤独な女・杉田江見里と出逢い惹かれていきます。
『風化水脈』
殺人傷害事件で服役していた真壁が出所します。真壁が殺そうとした王は、中国人組織のボスになっていました。高級車窃盗団を追う鮫島は、大江という老人と知り合います。
『狼花』
大麻所持をしていたナイジェリア人を取り調べた鮫島は、麻薬ルートを捜査し、泥棒市場の存在を突き止めます。この泥棒市場をめぐって様々な思惑がうずまきます。
『絆回廊』
ヤクザも恐れる巨漢な男が長期刑から解かれ、新宿に帰ってきました。家族を引き裂いた警官を殺すという男を未然に防ぐべく、鮫島刑事が動き出します。
『暗約領域』
前作『絆回廊』で、恋人と理解ある上司を失った鮫島が、新たな体制で捜査を始めます。ある密告からヤミ民泊用マンションで監視していた鮫島は、上の階で人が死んでいるのを発見します。
『黒石』
「金石」と闘ってきた新宿署の鮫島刑事は、公安の矢崎と捜査中に、頭を潰された遺体が見つかったことを知ります。二人は不気味な殺人者と金石の正体不明の幹部の犯罪を追いかけます。
『鮫島の貌』
孤高の刑事・鮫島の知られざる姿を描いた10編の短編集です。新宿署に異動直後、上司となる桃井と鮫島との出会いも描かれています。
特殊捜査班カルテットシリーズ
『生贄のマチ 特殊捜査班カルテット』
警視庁の異端者クチナワは、子どもの頃家族を惨殺されたタケル、中国残留孤児三世のホウと、謎に包まれたカズミの3人を特殊捜査チームにしようとします。
『解放者 特殊捜査班カルテット2』
若者を集めて行われる野外イベント「解放区」と、破壊工作を行う「リベレイター」。警視庁のクチナワは、2つの集団に接点はあると知り、3人に潜入捜査を命じます。
『十字架の王女 特殊捜査班カルテット3』
カスミが銃撃戦に巻き込まれ、行方不明になります。タケルとホウはクチナワとともに、カズミを救うカギを握る人物を追います。
『覆面作家』
『俺はエージェント』
下町の居酒屋で常連客の白川老人に電話がかかってきました。スパイ小説好きの村井が居酒屋からアパートに戻ると、白川老人が訪ねてきて、エージェントに復帰する指令がばれて命を狙われていると言います。次々と殺し屋に襲われますが、村井たちは真相を追いかけます。
『無間人間 新宿鮫4』 直木賞受賞
若者たちの間で流行っている「アイスキャンディ」は、実は覚せい剤でした。密売ルートを追う刑事鮫島は、組の人間、麻薬取締官、地方財閥まで、関わっていることを知ります。鮫島は、利権の争いに巻き込まれていきます。
『Kの日々』
3年前に組長誘拐事件があり、身代金8千万円を受け取った李は、間もなく、白骨となって東京湾に浮かびました。探偵・木は依頼されて、李の恋人Kの調査を始めます。
『帰去来』
警視庁捜査一課の志麻由子は、捜査中に何者かに首を絞められて気を失ってしまいます。気がつくと、そこは「光和26年アジア連邦・日本共和国・東京市」で、タイムトリップしたのでした。
『熱風団地』
フリーの観光ガイド佐抜克郎と元女子プロレスラーのヒナは、外務省関係者から依頼されて、アジアの小国ベサールの王子を探します。
『海と月の迷路』 吉川英治文学賞
昭和34年、「軍艦島」で少女の遺体が見つかります。事故死と判断されますが、島に赴任したばかりの警察官・荒巻は、疑問を感じ、捜査を行います。
『鏡の顔』
「鏡の顔」フォトライターの原沢は、カメラを手にさまよっていると、鏡越しに暗く沈んだ眼をした男に対峙します。そして男と向き合う女性を見て驚きます。表題作の他11編の短編集です。
『ライアー』
優しい夫と息子を持つ主婦・奈々は、対象者を処理する暗殺者でした。夫の洋祐が身元不明の女と不審死した後、彼女は真実を知るための戦いを始めます。
『漂砂の塔』
北方領土の離島・オロボ島で、日中露合弁のレアアース生産会社の日本人技術者が、両目がない死体で発見されます。捜査権のない島に、ロシア語と中国語に堪能な警視庁の石上が送り込まれます。
『天使の牙』
麻薬組織のボスの愛人・はつみが、警察に助けを求める電話をかけてきます。優秀な女刑事・明日香が、はつみをパーティ会場から救出するはずが、2人は銃撃されてしまいます。
魔女シリーズ
『魔女の封印』
男の人間性を一目で見抜く特殊能力を持つ水原は、裏のコンサルタントとして生きていました。彼女は、国家安全保障局の湯浅に依頼され、堂上保という男を調査します。
『影絵の騎士』
近未来、新東京。映画産業の拠点の人工島があり、テレビ産業が人々の生活を支配する中で、視聴率を上げるために殺人予告が行われていました。私立探偵を引退したヨヨギ・ケンは、友人の依頼を受けて新東京へ戻ってきます。
アルバイト・アイシリーズ
『命で払え』
冴木隆はやや不良な高校生、父親の涼介はいい加減で女好きの私立探偵です。そんな父親に頼まれて、隆はアルバイト探偵として依頼される事件に挑んでいきます。
『毒を解け』
親子探偵、冴木隆と涼介親父が活躍するシリーズ第二弾です。毒を盛られた父親の涼介を救うために息子の隆は、調毒師を探して東京中を駆け回ります。
『王女を守れ』
冴木涼介、隆の親子が今回依頼を受けたのは、東南アジアの島国ライールの17歳の王女の護衛です。二人は、王位を巡り命を狙われる王女を守っていましたが、王女をさらわれてしまいます。
『諜報街に挑め』
冴木探偵事務所のアルバイト探偵・隆は、車にはねられ気を失います。見知らぬ街に放り出された隆は、殺人鬼がいる街で決死の闘いを始めます。
『最終兵器を追え』
伝説の武器商人モーリスの最後の商品・小型核兵器が行方不明になっていました。それを探すために駆り出された冴木探偵事務所の涼介と隆は、テロリストと対決します。
『悪魔には悪魔を』
潜入捜査をしていた麻薬取締官の加納良が姿を消します。20年ぶりに日本に戻った双子の弟・将は、捜査の協力を求められ、兄になりすまし凶悪な組織に立ち向かいます。
『罪深き海辺』
財政破綻寸前の海辺に町・山岬市で、全財産を市に寄付し、亡くなった地主がいました。6年後、彼の甥で唯一の遺産相続人の干場が、突然町にやってきます。
狩人シリーズ
『黒の狩人』
中国人ばかりを狙った惨殺事件が発生します。死体の脇に残された「五岳聖山」の刺青を手掛かりに、捜査に駆り出された新宿署の刑事・佐江と捜査補助員・毛と名乗る中国人が真相に迫ろうとします。
『冬の狩人』
3年前、H県で発生した冬湖楼事件は未解決のままでした。その事件の重要参考人からH県警にメールがあり、新宿署の刑事・佐江の護衛があれば出頭するという内容でした。所轄違いの佐江とH県警の新人刑事・川村が事件に立ち向かいます。
『雨の狩人』
新宿で不動産会社社長の高部が銃殺されます。捜査一課の刑事・谷神と新宿署の刑事・佐江は、捜査していく中で、殺しに広域暴力団の幹部・延井が関わっていることに気づきます。
『砂の狩人』
暴力団組長の子供が殺される事件が何件も発生します。彼らは、中国人マフィアの仕業と思い暴走していきます。混乱の中、心に傷を持つ元刑事の西野、暴力団組長のボディガード原、マル暴刑事の佐江たちが奔走します。
『烙印の森』
犯罪現場専門のカメラマン・メジローが、殺人現場にこだわるのは「フクロウ」と呼ばれる殺人者を見つけるためでした。彼は、本当の目的を果たすために戦いに挑みます。
ボディガード・キリシリーズ
『爆身』
ボディガード・キリは、本名、年齢不詳の凄腕ボディガードです。依頼人との打ち合わせに指定されたホテルが爆発し、依頼人が爆死してしまいます。
『獣眼』
ボディガード・キリのもとに17歳の森野さやかという少女を護る依頼がきます。彼女には予知する能力が開花する可能性があると思われ、何者かに命を狙われていました。
『流れ星の冬』
大学教授の葉山英介は、妻に先立たれますが、一人娘も独立し、平穏な日々を送っていました。が、過去に決着をつけるために、彼は銃を手にします。
『黄龍の耳』
第45代棗希郎右衛門は、古代中国皇帝の血をひく男でした。その証として耳には小さな穴があり、黄龍の力を持つため、数奇な運命に導かれていきます。
『魔物』
封じられていたイコンの聖人が魔力を、憎しみを抱えた人間に解き放ちます。麻薬取締官の大塚は、逃走する犯人を追ううちに、不可思議なことに気づき、真実を突き止めようとします。
『ニッポン泥棒』
職を失い離婚した64歳の尾津君男は、知らぬ間に恐るべき機能を持つソフトウェアを開く鍵に選ばれていました。彼は、そのソフトウェアを巡って対立する組織の間で翻弄されていきます。
『晩秋行』
居酒屋店主・円堂は、友人の中村からバブル崩壊後、失踪した二見の愛車20億円の価値があるというクラシックカーの目撃情報を知らされます。円堂は車とともに姿を消した女性・君香を探すために動き出します。
『暗黒旅人』
売れない作家と女優は、疲れ果て、樹海に入り込んでいきます。二人の前に老人が現れ、「成功を授ける。ただし、男は使命を受けろ」と言います。9年後、富と名声を得た男・御岳は、奇怪なイメージを受けます。
『ザ・ジョーカー』
ジョーカーは、たった一人で裏社会のあらゆるトラブルを解決するプロです。六本木のバーを連絡場所にし、持ち込まれる依頼に立ち向かっていきます。
『ダブル・トラップ』
元政府機関の諜報員だった加賀は、5年前に組織を追われ、ある都市で高級レストラン・クラブの経営者に納まっていました。が、加賀とともに追われた牧野から助けを求めるテープが届きます。
『闇先案内人』
逃がし屋の葛原は、犯罪や借金で追われる人の高飛びや隠匿を請け負っています。自分も追われる身である葛原は、それをネタに公安からある人物を探し出すよう命じられます。
『氷の森』
私立探偵の緒方が調査する先で、関わった若者たちが次々と殺害されます。調べていくうちに背後にいる冷血な男の存在に気づきます。
『やぶへび』
元刑事の甲賀は、40歳で何もなく年の瀬を迎えようとしていました。そこへ、偽装結婚した中国人女性が保護されていると知らされます。この女性は記憶をなくしていて、二人で調べているうちに事件に巻き込まれていきます。