大沢在昌さんの代表作・おススメ作品集を紹介するよ!
新宿鮫シリーズ
『新宿鮫』
「新宿鮫」と恐れられる新宿署刑事・鮫島は、警察内部の抗争に巻き込まれて孤立していました。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺される事件が起こり、彼は銃密造の天才・木津を追いかけます。
『毒猿 新宿鮫Ⅱ』
台湾のヤクザ・葉が、台湾の殺し屋「毒猿」に狙われます。舞台となった新宿で、台湾の刑事とともに鮫島は、毒猿の跡を追いかけます。
『屍蘭 新宿鮫Ⅲ』
エステサロンを経営する藤崎綾香は、成功を手にするためあらゆる手段を取ってきました。鮫島刑事を恐れた彼女は、彼に罠を仕掛けます。
『炎蛹』
外国人娼婦が連続して殺害されます。ひとりで捜査する鮫島刑事に、植物防疫官の甲屋、消防庁の吾妻が加わり、錯綜した事件を解決していきます。
『絆回廊』
ヤクザも恐れる巨漢な男が長期刑から解かれ、新宿に帰ってきました。家族を引き裂いた警官を殺すという男を未然に防ぐべく、鮫島刑事が動き出します。
『鮫島の貌』
孤高の刑事・鮫島の知られざる姿を描いた10編の短編集です。新宿署に異動直後、上司となる桃井と鮫島との出会いも描かれています。
特殊捜査班カルテットシリーズ
『生贄のマチ 特殊捜査班カルテット』
警視庁の異端者クチナワは、子どもの頃家族を惨殺されたタケル、中国残留孤児三世のホウと、謎に包まれたカズミの3人を特殊捜査チームにしようとします。
『解放者 特殊捜査班カルテット2』
若者を集めて行われる野外イベント「解放区」と、破壊工作を行う「リベレイター」。警視庁のクチナワは、2つの集団に接点はあると知り、3人に潜入捜査を命じます。
『十字架の王女 特殊捜査班カルテット3』
カスミが銃撃戦に巻き込まれ、行方不明になります。タケルとホウはクチナワとともに、カズミを救うカギを握る人物を追います。
『覆面作家』
『俺はエージェント』
下町の居酒屋で常連客の白川老人に電話がかかってきました。スパイ小説好きの村井が居酒屋からアパートに戻ると、白川老人が訪ねてきて、エージェントに復帰する指令がばれて命を狙われていると言います。次々と殺し屋に襲われますが、村井たちは真相を追いかけます。
『無間人間 新宿鮫4』 直木賞受賞
若者たちの間で流行っている「アイスキャンディ」は、実は覚せい剤でした。密売ルートを追う刑事鮫島は、組の人間、麻薬取締官、地方財閥まで、関わっていることを知ります。鮫島は、利権の争いに巻き込まれていきます。
『Kの日々』
3年前に組長誘拐事件があり、身代金8千万円を受け取った李は、間もなく、白骨となって東京湾に浮かびました。探偵・木は依頼されて、李の恋人Kの調査を始めます。
『帰去来』
警視庁捜査一課の志麻由子は、捜査中に何者かに首を絞められて気を失ってしまいます。気がつくと、そこは「光和26年アジア連邦・日本共和国・東京市」で、タイムトリップしたのでした。
『熱風団地』
フリーの観光ガイド佐抜克郎と元女子プロレスラーのヒナは、外務省関係者から依頼されて、アジアの小国ベサールの王子を探します。
『海と月の迷路』 吉川英治文学賞
昭和34年、「軍艦島」で少女の遺体が見つかります。事故死と判断されますが、島に赴任したばかりの警察官・荒巻は、疑問を感じ、捜査を行います。
『鏡の顔』
「鏡の顔」フォトライターの原沢は、カメラを手にさまよっていると、鏡越しに暗く沈んだ眼をした男に対峙します。そして男と向き合う女性を見て驚きます。表題作の他11編の短編集です。
『ライアー』
優しい夫と息子を持つ主婦・奈々は、対象者を処理する暗殺者でした。夫の洋祐が身元不明の女と不審死した後、彼女は真実を知るための戦いを始めます。
『漂砂の塔』
北方領土の離島・オロボ島で、日中露合弁のレアアース生産会社の日本人技術者が、両目がない死体で発見されます。捜査権のない島に、ロシア語と中国語に堪能な警視庁の石上が送り込まれます。