32歳、離婚2回、南カリフォルニアのサンタ・テレサに事務所を構える女探偵キンジー・ミルホーンの物語です。
『アリバイのA』
夫殺しの罪で刑期を終えて出所したばかりの妻ニッキが、真犯人を見つけてほしいと依頼してきます。
『泥棒のB』
遺産相続のために、行方知れずの姉を探してもらいたいという依頼がありました。
『死体のC』
富豪の息子・ボビーは、ひどい交通事故に遭い、事故の調査を始めた矢先、再び事故に遭い、死んでしまいました。
『欺しのD』
男は、過去に起こした自動車事故の被害者家族の捜索を依頼しましたが、謎の死を遂げます。
『証拠のE』
依頼がないのに、アパートが吹き飛ばされ、キンジー自身も大けがを負ってしまいます。
『逃亡者のF』
依頼人は、老人で、再逮捕された息子の無実を証明してほしいとのことでした。
『探偵のG』
モハーヴェ砂漠にいるはずの母親を探してほしいという、女性からの依頼を引き受けます。
『殺人のH』
オフィスを間借りしている保険会社から、不審な保険金請求の調査を依頼されました。
『無実のI』
デウィットは、妻を射殺した容疑で起訴され、裁判で無実になりました。が、妻の前夫は、再調査を依頼してきました。
『裁きのJ』
5年前に死んだはずの不動産会社社長を探してほしいと、保険会社の副社長が依頼を持ちかけてきました。
『殺害者のK』
10か月前に、腐乱死体となって発見された、若い女性の母親が、事件の再調査を依頼してきました。
『無法のL』
第二次世界大戦中、義勇軍のパイロットだったという、近所の老人が急死しました。遺族は、軍人墓地に埋葬しようとしますが、軍に在籍記録がありません。キンジーは、遺族にため老人の家を調べます。
『悪意のM』
建設会社社長が死亡し、4人の息子が巨額の遺産を相続することになりました。キンジーは、18年行方不明の次男を見つけ出す調査を請け負います。
『縛り首のN』
老刑事トムの死体が発見されました。生前トムが悩みを抱えていたという未亡人に依頼され、彼の身辺を調べます。
『アウトローのO』
期限切れの貸倉庫から出てきた品物は、キンジーの最初の夫の所に残してきたものでした。
『危険のP』
ある晩突然、69歳の老医師が行方不明になりました。彼の前妻に頼まれ捜索を始めます。
『獲物のQ』
昔なじみのドーラン警部補の依頼で、先輩刑事が解決できなかった、18年前の少女殺害事件を調べます。
『ロマンスのR』
大富豪から受けた仕事は、出所する一人娘を刑務所へ迎えに行き、自宅まで送り届けることでした。