相場英雄さんの代表作・おススメ作品集

『デフォルト（債務不履行）』　ダイヤモンド経済小説大賞受賞

不良債権問題の真実を暴いたエコノミストの死をきっかけに、新聞記者、ファンドマネジャーらが、手を組んで復讐に立ち上がります。

警視庁捜査一課継続捜査班・田川信一シリーズ

『震える牛』

田川信一は、未解決となっている「中野駅前居酒屋強盗殺人事件」の操作を命じられます。捜査していく中で、現代日本の矛盾を暴いていきます。

『ガラパゴス』

田川信一は、身元不明の死者リストから、殺人事件の痕跡を発見します。入念な聞き込みとメモから、ガラパゴス化した社会が明らかになっていきます。

『アンダークラス』

秋田県で、老人施設の入居者の死体が、近くの水路から発見されます。容疑者として浮上したのは、ベトナム人アインでした。捜査に加わった田川信一は、死体の「手」に疑いを抱きます。

『共震』

大和新聞東京本社の宮沢賢一郎は、東日本大震災後、志願して仙台総局に異動します。被災地の現状を全国の読者に届けるため、コラムを立ち上げました。そんな時、県職員が、東松島の仮設住宅で殺されます。

『KID』

城戸護は、香港の裏通りでカメラ屋を営んでいました。かつては陸上自衛隊で優れた兵士でした。城戸のもとにボディガードの依頼が舞い込みます。上海の商社マン・王作民と秘書の護衛をして来日しますが、監視されていることを察知します。超監視社会の闇を描いています。

『リバース』

大震災と原発事故。詐欺師たちは、被災地支援詐欺を仕掛けます。詐欺などの知能犯と対峙する警視庁捜査二課の刑事たちが、卑劣な犯罪を暴きます。

『双子の悪魔』

大和新聞の菊田美奈子に、レストランチェーン・西大后に対するTOBの情報が入ります。西大后の株価は乱高下しますが、それは、違法な手段をとる金融ブローカーの罠でした。

『Exit イグジット』

月刊誌言論構想の記者・池内のかつての恋人が自殺します。池内は、仙台の銀行員だった彼女のことを調べているうちに、地方銀行や金融業界の末期的状況を知ります。