帚木蓬生さんの代表作・おススメ作品集
ねずみ
今日はどんな本を紹介してくれるの?
ふみもこ
今日は精神科医の作家さん、帚木蓬生さんを紹介するよ
ねずみ
へ~お医者さん作家なんだね~!~楽しみ♪
帚木蓬生さんは、精神科医の作家です。淡々と描かれる世界に引き込まれます。
今日の目次
『三たびの海峡』 吉川英治文学新人賞受賞
九州北部、炭鉱地域。大陸に近いこの地方の歴史がわかります。水に流せるのは被害者で、加害者が「水に流す」のは間違いであるという、大切なメッセージを受け取りました。
『閉鎖病棟』 山本周五郎賞受賞
精神科医が描く、精神科病棟の物語です。淡々とした語り口から、あふれる優しさが涙を誘います。
『逃亡』 柴田錬三郎賞受賞
敗戦後の日本。日本の犯罪行為とともに、米国の行為も批判し、起こしてはならない悲劇を、淡々と描いています。
『国銅』
奈良時代。大仏を造るために、主人公は仲間との友情を築き成長していきます。数え切れない人々によって、銅に命が吹き込まれ、大仏は完成します。静かな感動が生まれる物語です。
『水神』 新田次郎賞受賞
悠然と流れる筑後川。台地の百姓には恵みは届かず、主人公は地形を見ながら、川の大工事を考えていました。近隣の人々も同意しますが、果して悲願は叶えられるでしょうか。
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『守教』 吉川英治文学賞および中山義彦文学賞受賞
隠れキリシタンたちの魂の叫びがよみがえります。彼らの史実をもとに、過酷な状況を、温かい目で描き切った、感動の歴史巨編です。
『安楽病棟』
痴呆病棟を舞台にした、終末期医療について、深く考えさせられる作品です。
『聖灰の暗号』
12世紀のフランス。ローマ教会によるカタリ派弾圧の歴史を描いた作品です。この作品も感動の歴史巨編です。