恩田陸さんの代表作・おススメ作品集
『禁じられた楽園』
平口は、若き天才芸術家・烏山響一から招待され、熊野の山奥にある巨大な野外美術館を訪れました。そこは、奇妙な芸術作品と得体の知れないもので満ちていました。
『夜のピクニック』
高校最後のイベント「歩行祭」、それは生徒全員が夜を徹して80キロ歩き通す伝統行事です。貴子は、誰にも言えなかった秘密を清算するために参加します。
『ユージニア』 日本推理作家協会賞受賞
数十年前、名家で大量毒殺事件がありました。未解決となったあの事件の真相を追います。
『中庭の出来事』 山本周五郎賞受賞
ホテルの中庭で、脚本家が謎の死を遂げます。容疑者は、主演女優候補の3人となり、警察はこの3人に、脚本家の変死をめぐる一人芝居「告白」を演じさせようとします。
『蜜蜂と遠雷』 直木賞受賞
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と、運命を、そして、音が聞こえるように音楽を描いています。
『祝祭と予感』
『夜の底は柔らかな幻』
国家権力が及ばない途鎖国が舞台です。特殊能力を持つ在色者が山奥に集まる時、何が起こるでしょう。
『終わりなき夜に生まれつく』
『夜の底は柔らかな幻』で、壮絶な殺し合いを演じた男たちの過去が、今、明らかになります。
『錆びた太陽』
「最後の事故」から約100年後、人間が立ち入れなくなった地域をロボットがパトロールしています。彼らの家に、ある日、国税庁から20代の人間の女性が現れます。シリアスな話ですが、登場するロボットや女性は少しコミカルに描かれています。
『失われた地図』
日本各地の旧軍都に、「裂け目」が発生します。かつてそこに生きた人々の記憶が蘇ります。鮎観と遼平の一族は、この「裂け目」を封じる力を持っていました。
『EPITAPH東京』
東京を舞台にした戯曲「エピタフ東京」を書こうとしている筆者Kは、自らを吸血鬼だと名乗る吉屋と出会います。吉屋は、筆者Kに「東京の秘密を探るポイントは死者です」と囁きます。
『ブラック・ベルベット』
東西文化の交差点のT共和国で、全身に黒い苔の生えた死体が見つかります。また、女性科学者が消息を絶ちます。凄腕ウイルスハンター・神原恵弥が謎を追いかけます。
『私の家では何も起こらない』
私は、小さな丘の上に建つ二階建ての古い家に住んでいます。この幽霊屋敷に魅せられた人々の物語です。